ちょうど今、ド・ローラ・節子さんの展覧会が
銀座松屋で開催されていますね。
バルテュス夫人、スイス グラン・シャレで活きる日々 ド・ローラ・節子の暮らし展
先日書店で「グラン・シャレの美学 言の葉づくし」
という本を見つけて読んでいたところでした。
展覧会、開催されたら良いなと思っていたので
まさにベストなタイミングでした。
本当に素敵な方ですが
特に素晴らしいと感心したのが
毎日日課にされていることの
ご紹介の頁でした。
~健康と精神そして食事~より抜粋
『今日一日怒らず、恐れず、悲しまず、
正直、親切、愉快に、力と勇気とをもって、
自己の人生に対する責務を果たし、常に平和と愛とを失わざる、
立派な人間として活きることを厳かに誓います』
などの誦句は私の人生の羅針盤と申せましょう。
ですから今も毎朝、先生の誦句集からの一つを選んで黙唱し、
積極精神をもって一日を始めることを
心がけております。
続いて合気道七段で師範であられる多田宏先生から教授された呼吸法を
寝床で行います。~中略~これは毎日実行しております。
それから洗顔して自彊術の体操に移ります。~中略~
身体のすべての部分を動かすので、錆びついている身体に油を差す効果があり、
この運動の後は身軽になるのが素晴らしい利点です。
人間が生きるための基本となる動きは立、歩、座。
夕方、犬の散歩は歩行のための何よりもよい健康法で日課としております。
~中略~少し疲れていて今日は散歩は取りやめにしようと決めていても、
犬の切なる願望に応えて、外に出ていくのが常です。そして家に帰ると
「ああ散歩してよかった」といつもしみじみ思うのです。
~中略~私が皆様にお勧めしたいのは、歩くことです。
それも元気溌剌と歩くのです。傷ついた熊のような、のそのそ歩きでは駄目です。
一歩一歩身体を全身させることは脳にも影響を与え、
前向きの方向へ思考作用を鼓舞するからなのかもしれません。
そして日々、何ごとに対してもできる限り感謝の心を持って、
積極心で応対するのが身体と精神の健康を保つ要点でしょう。
とりわけ特別なことではないけれど
出来ることの毎日の小さな積み重ねが
素敵な方を創造しているということを
垣間見ることができて
嬉しく思いました。
やはり素敵な方は
努力(良い言葉が見当たりませんが…)
されているのです。
でもそれを自然に取り入れて
実行されている。
良いと思ってできる範囲で
自然な流れで。
節子さんの文章は
とても読みやすく
また親しみもあって大好きになりました。
少し義母にも似ています。
後日展覧会へ足を運ぶのが
楽しみです♡
私も積極心を持って応対して参りたいと
胸に刻みました。
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