今日は父の故郷岡山から
父の弟夫婦、私の叔父叔母が
父のお見舞いに遠いところ訪れて下さいました。
叔母は今朝作ったという
蓬餅と山で採れたであろう筍を持ってきてくださいました。
朝5時に家を出たと言っていたので
一体何時から作ってくれたのだろうとおもうと
とっても有難く思います。
もうすでに返事をする体力もなくなってきている父ですが
故郷の言葉、血のつながった弟の声を聴いた途端
目を開き「ありがとう」と
話した父。
あんなに話したのは2か月ぶりくらいで
私も母も嬉しかったです。
色々わかっているのに
もう表現できることが限られている父。
今日は父の目に泪が。
いつだったかデイサービスで
窓の外を見ながら
今度生まれ変わったら
雲か鳥になりたい
と職員さんに話されたそうです。
色々と不自由になってから
心底自由になりたいと思ったのでしょうか。
子供のような純粋すぎる心の持ち主だったと
今になっては理解できます。
今状況を頭ではわかっているけれど
気持ちがついていかない私たち。
一縷の望みを託して
明日もまた父に会いに行くのです。
親は死ぬまで
子供に色々なことを
体を張って
教えてくれるのですね。
まだまだ美しく咲いている
病院前の桜。
悲しくも美しく咲いて
命のめぐりあわせを
精一杯教えてくれています。
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