みなさまこんにちは♡
ご機嫌いかがでしょうか。
ご機嫌よく過ごすって大切ですね。
先月8月29日から9月18日まで
イタリアのミラノに滞在し
歌の勉強に行っておりました。
サロンコンサートにて |
夜のミラノ大聖堂 |
私にとってイタリアはとてもご縁の深い場所です。
大学でもイタリア語を学びましたが
それほど身近に感じることは無く
ある時古本屋さんでアルバイトをしていると
イタリア語が聞こえてきたのです。
お客様でイタリア人の女の子2人が来たのです。
それで声をかけて
お茶をする約束をして仲良くなって
そして当時彼女たちが通っていた大学のある
ヴェネツィアへ遊びに行く事となったのです。
ちょうど大学のお友達も
生ハム すみれの砂糖漬け 作曲家ヴェルディで有名な
パルマに住み始めていたので
まずはそこに泊めて戴き
それから列車でヴェネツィアへと向かったのです。
夕方の列車からみたヴェネツィアの美しさは
今でも忘れられず
脳裏に焼き付いています。
約19年前くらいの事です。
他にもモザイクで有名なラヴェンナへ一人で行った時には
列車で同じブースに座ったおじさんが
ラヴェンナを案内してくれることになり
駅の昼食をご馳走してくれたり
自転車を借りて
その自転車のサドルとハンドルの間の棒の上に私が横すわりで
乗るという
ニューシネマパラダイス的な出来事が起こったりと
楽しかった。
そんなイタリアとのファーストコンタクト♪
でも音楽のこととなると違います。
全然楽しくない。
プレッシャーで
押しつぶされそうでした。
わたしは本当にイタリアへは行きたくなかったのです。
自分の全てをさらけ出し
見ないふりは絶対できないから。
でも、やっぱり向上していきたい氣持ちの方が
勝ったのです。
人はやらなければならないとき
変わらなければならないと
選択する時が必ずやってくるのだと思います。
今回は昨年に続きネグリ夫人の邸宅に宿泊させて戴き
様々な経験をさせていただきました。
こちらの場所は
曲の解釈、そして世界に通用する発声を根本から見直すという作業を
毎日行っていました。
なのでかなり追い詰められました。
日本にいたら帰るところもあるし
何となくやっていても逃げられる部分。
それでも覚悟を決めて受け止める努力をたくさんしました。
変わりたいのに変われない。
今まで良しとされてきたことの
真逆をやる。
たくさん泣きました。
毎日泣いていました。
中々思った通りにできない自分に
本当に歌う事すべて辞めて
全然違う道へ行った方が良いのではないかと
イタリアで人生の路頭に迷いました。
でも最後に受けたレッスンで
急に出来たのです。
なにも考えずに
言われた通りにやる。
そのスタイルをやる。
そしたら、それがそうだって言われて。
なんだ、そんなに簡単なことだったのかって。
わたしがわたしの声の全てを受け入れた上で
さらにその先を行くテクニックは
一生ものでした。
イタリアにいたこの期間で起こったことは
すべてわたしの魂の向上のために起こったことだと
よく理解できます。
古いものは壊して
一度まっさらにしてから
新しいものを創造していく。
不完全な自分を受け入れて
前へと進む勇氣。
行動して体験していく事の大切さがよくわかりました。
わたしたちに起こることは
すべて完璧な流れの中で起こっている。
わたしの新しい人生の始まりは
このような通過儀礼と共にありました。
このつらい時期に
まわりの方々の何気ない優しさが
心に沁みいりました。
国を超えて人種を超えて
一つになっていく。
わたしたちの人生は
誰一人として登場人物が欠けては体験できない
完全なるシナリオが存在している。
すべての存在に感謝を捧げたいと思います。
本当にありがとうございます。
そして、流れは秋田山形への旅へと続きます。
ますます楽しいミラクルが起こっています♡
いつもお読み下さり有難う御座います♡
愛しています
わたしを元氣付けてくれた
イタリア料理の数々♡
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厳しいけれどよき師の智恵子先生とカルネッリ先生 |
素敵なアンジェラさん♡
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10月21日㈰
19時開演
髙橋京子ソプラノリサイタル
目白メイヤーライニンガ―チャペルにて
よろしくお願い申し上げます♡
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